イベントに参加してきました
第6回日本ユマニチュード学会・福岡総会開催記念
「家族が認知症になりました~そこにあったらいいねユマニチュード」トークショー ゲスト:ハリー杉山・斎藤ふみ・福岡副市長ほか
<増えていく認知症にどう向き合うのか>
ハリーさんや斎藤さん、お二人とも認知症の家族介護当事者であり、実体験を元に、介護で苦悩した事や自身の振り返りなどを時に、流涙しながら話してくださいました。昔、認知症そのものは他人事並みの事だったかもしれません。少子化高齢化社会の今、誰がなってもおかしくない時代。私も含め、参加者の皆さんは、目の前にある苦悩と向き合う方法、認知症を抱えながら本人、家族が自分らしく生きるために何ができるかを必死に学ばれていました。福岡市は、認知症になっても住み慣れた地域で安心して自分らしく暮らせるまちを目指して、2018年より認知症コミュニケーション・ケア技法「ユマニチュード」の普及を推進しています。今では、小学校4年生からユマニチュードに関する指導を行っているそうです。認知症と向き合い生きていく事は、そう簡単な事ではないですし、また、支える立場の私たち医療従事者がユマニチュードケア技法の質をあげていく事、そして、当事者だけではなく社会、地域全体で学び支え続ける事の大切さを改めて実感しました。
9月28日、29日に、第6回日本ユマニチュード学会・福岡総会が行われます。29日には、ユマニチュードの考案者イヴ・ジネスト氏の公開講座もあります。
実は私、約6.7年前に一度イヴ・ジネスト氏にお会いしたというか、厳密には勤務先の病院がイヴ・ジネスト氏を誘致したのですが。たまたま、私が勤務する病棟でユマニチュードケア技法を実践いただきました。フランス人のジネスト氏は、当然、日本語ではなくフランス語と英語で患者さんと話されます。意思疎通が困難な患者さんと普通にコミュニケーションをとられており、患者さんは、私たちが見たことのない笑顔で。それは、まるで魔法のようでした。
メローナは、認知症の方だけではなく、依存症などの利用者様に対してユマニチュードによる介入を行っています。認知面や日常生活能力の改善に繋がり、ご利用者様、ご家族様に大変喜ばれております。ユマニチュードのポテンシャルは無限です!